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何故、生産革新(JIT Just In Time)をするのか!

下記は、私が勤務していた電機機器メーカーが、某自動車部品メーカー社長に指導をうけた際のメモの抜粋です。
かれこれ20年前のことですが、今も新鮮に感じられます。

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何故、生産革新をするのか
会社が生きていくために、健全な経営活動をするうえで何と何が必要か

1.棚卸回転率
2.生産性の向上
3.品質の向上
4.間接業務の削減

何故、棚卸を少なくさせたいか
棚卸と収益とはどんな関係にあるか
(在庫はどんな悪いことをしているのか)

これがなんとなく悪いと感じているようでは良くならない(手がうてない)

棚卸が生産性、品質に対してどう影響させているかをつかんだうえで、先ず、「在庫を減らす」ことをひとつの旗頭にする

生きていくための活動だから、できる目標を立てるのではダメで、いくらにしなければならないかを考える

棚卸への改善ができるということは、会社中みんなのベクトルをあわせ、全体をシステム化させて同期させる
そして棚卸が減った分だけ同期状態が進捗したと言える

つまり棚卸回転率というのは、同期状態をはかるものさしとして大切なのである
(回転数も大切だが見た目で多い、少ないが重要)

本気で棚卸を減らそうとしたら、願望的な計画ではだめである
棚卸を減らすためには、どことどこに何があるのか、そしてその対象に何をするのか
(どこと、どこをつめるか)

そして計画とその実施、実行は、下まかせでは駄目である
下まかせでできるなら、経営者、管理者は何の為にいるのか

自分で運転しなければいけない
君達は、タクシーに乗っているのか、それとも自分で運転しているのか

メンバー全員が、この経営改善に対する自分の役割をはっきりと自覚して、わかるようにしなくてはならない

そして一人一人の改善(変わっていくこと)が経営のニーズに結びつけていなければならない
そんな具体的な計画を立てて、着実に実行できる体制をつくって欲しい

時間のかかる話しではない
やるか、やらないかだ
1ヶ月単位では考えない
今、すぐやるように

あふれている物は、何故、問題か
しくみに対する基本的な理解と行動が伴っていない

物がしくみが機能していないということを訴えている
それに敏感に反応しなければ、計画は達成できない

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行動にうつしたくなるメッセージだと思います。
いかがでしょうか?